フレンチブルドッグの毛色と特長

ブリンドル
ブリンドル

ブリンドル

4種類の毛色の中で1番「犬質の良い子」が多いブリンドル。

フレンチブルドッグには、ブリンドル・パイド・クリーム・フォーンの4種類の毛色があります。まず、フレンチブルドッグのオーソドックスカラーであるブリンドル。黒い毛色をベースに明るい差毛が縞模様のように混じります。差毛が多く、体全体が明るい毛色はタイガーブリンドルと呼ばれ、逆に差毛の少ない黒ベースの子はブラックブリンドルと呼ばれたりします。ただこれは愛称なだけで血統書ではすべてブリンドル表記になります。差毛が派手なタイガーブリンドルになるほど野生的でワイルド感があるので男性に好まれる印象です。

ブラックブリンドルは黒光りする毛艶で全身が引き締まってシャープに見えると思います。ブリンドルやフォーンは胸に白毛が入る場合と入らない場合があります。その見た目から白毛が入る場合「エプロンが入る」などと言われたりします。そして日本だけでなく世界的に見てもフレンチブルドッグで1番多い毛色はブリンドルです。私はフレンチブルドッグの子犬販売を始めて18年になりますが、

1番多く販売している毛色もブリンドルです。

それは単純にブリンドルの絶対数もありますが、ブリンドルはフレンチブルドッグのオーソドックスカラーとしての歴史があるので、他の毛色に比べて圧倒的に「犬質」の良い子が多いのです。

ブリンドル

「犬質の良いフレンチブルドッグとは何か?」と考えると、やはりフレンチブルドッグのスタンダード(犬種基準)に近いかどうかになります。簡単に言えばフレンチブルドックの健全な姿形のことですね。優良なブリーダーは自分が繁殖した子の中で、よりスタンダードに近いと見立てた自信のある子をドッグショーに出陳してチャンピオン犬を目指します。

そんなドッグショーは日本全国で開催されているのですが、東京のビックサイトでは1年に1回、その年の日本一を決めるジャパンインターというドッグショーがあります。日本全国から集まったフレンチブルドッグの有名犬たちが、その年の日本一を決めるために「チャンピオンクラス」として勢ぞろいします。

そしてそのチャンピオンクラスに並ぶ8割はブリンドルなのです。

それが、他の毛色に比べてブリンドルが圧倒的に「犬質」の良い子が多い証拠なのです。

 

パイド
パイド

パイド

4種類の毛色の中で1番「キャラクター性」があるパイド。

個性ある牛柄模様が特徴的なパイド。白い毛色をベースに、黒もしくはフォーンの斑が顔や体に入ります。斑は小さいものより大きいものが良いとされています。パイドはそのカラーバランスによって非常に個性的になるので、キャラクター性を重視して子犬を選びたい方はパイドを選択される方が多いです。フレンチブルドッグという、もともと愛嬌ある姿形の犬種に牛柄模様ですから、

4種類の毛色の中でも断トツで目立つのがパイドです。

顔の左右に綺麗に斑が入る子もいれば、左右どちらか片方のみ斑が入る「片パンチ」という愛称で呼ばれる子、顔は真っ白で体にだけ斑が入る子など、全く同じ斑の入る子は2度と産まれないのもパイドの特徴です。白ベースの体にフォーンの斑が入る子はフォーンパイドという愛称で呼ばれています。白黒のパイドより頭数は少なく、フォーンが入るので品のある印象になります。

僕が初めてフレンチブルドッグを迎えたのは白黒パイドの子でした。初対面したあの光景は今も忘れません。牛柄模様をした子豚のような子犬。ややこしいですが強烈なインパクトでした。散歩に出られる時期になり、近所を散歩しているとすれ違う人がかなりの確率で声をかけてきます。当時まだフレンチブルドッグが少なかったのもあるかもしれませんが、それ以上に見た瞬間のインパクトが大きいのだと思います。

パイド

フレンチブルドッグはヨーロッパで異種交配を繰り返し作られた犬種ですが、その中でもパイドはボストンテリアの血を濃く継いでいるので、テリアの血から、少し気性が荒いところもあると言われます。それでも、僕自身の体感やお客様のパイドを見てきた経験では他の毛色とそれほど変わりはないかと思います。もちろんパイドで気性の荒い子はいますが、

それは他の毛色の子でも同じことです。

パイドでおっとり大人しい子もいれば、クリームで気性の荒いやんちゃな子もいるということです。もちろん、どの毛色の子も、男の子も女の子も関係なく、子犬期はみんなやんちゃですから、その点は間違えないでください。

 

クリーム
クリーム

クリーム

4種類の毛色の中で1番「乱繁殖されやすい」クリーム。

テレビCMや雑誌などメディアで起用されることが多いクリーム。色味には濃淡があり、白系からフォーンに近いベージュ系までいます。実際に濃いベージュ系は血統書の申請の際にフォーンと申請するブリーダーもいます。またパイドのように眉間に白い線が入ったり、身体に薄っすら斑が入る場合はハニーパイドと呼ばれることもありますが、血統書の表記はクリームになります。

クリームは4種類の毛色の中で1番人気があるカラーです。

クリームを好む方は、明るい色だから、うれしそうな顔、せつなそうな顔、困った顔、そんな人間のような表情がわかりやすいからクリームが好きだと言われます。フレンチブルドッグが子豚ちゃんに例えられるようになったのもクリームの色味からだと思います。

ただ、人気があるだけに4種類の毛色の中で良い子犬を探すのが圧倒的に難しく、皮膚疾患など、何かしらのトラブルが多いのもクリームだというのが現状です。理由としては、まず単純にクリームは人気なので、売るためだけに無計画で乱繁殖をする繁殖屋さんがとても多いことです。計画性のない乱繁殖で産まれた子は将来的に何かしらの疾患が出る可能性が高いのはもちろん、本来あるべき姿のコロコロした骨太のフレンチブルドッグにはならない可能性も高くなります。

クリーム

不安を煽るわけではないのですが、人気があるだけにフレンチブルドッグの知識が少ない方や、フレンチブルドッグを迎える覚悟が出来ていない方が、クリームを選択されることが多いのが現状です。もちろんクリームでも皮膚トラブルもなく身体も強い子はいますので、神経質になりすぎることはないのですが、クリームを迎える際には4種類の毛色の中でも1番犬質重視で考えることをオススメします。

 

フォーン
フォーン

フォーン

4種類の毛色の中で1番「気品を感じられる」フォーン。

ゴールド系の毛色にブラックマスクというバランスが気品を感じさせるフォーン。クリームと同じく色味には濃淡があり、明るいゴールド系からブラウン系やレッド系などがあります。レッド系の毛色はレッドフォーンと呼ばれますが、血統書の表記はフォーンになります。15年ほど前からヨーロッパのドッグショーで活躍するフォーンが出てくるようになり、その流れで日本でも10年ほど前から人気が少しずつ出はじめて、最近ではフォーンの頭数もかなり増えてきました。フォーンはブリンドルと同じく、ヨーロッパでも日本でも優良なブリーダーに熱心に繁殖されてきた毛色なので、

ブリンドルの次に犬質の良い子と出会える可能性が高い毛色です。

個体差はもちろんありますが、基本的にクリームやパイドに比べ、皮膚トラブルなども少なく、ブリンドルの健全性にも近い毛色です。

フォーン

フォーンは生まれたばかり~子犬の期間はお顔のブラックマスク以外にも額など全体的に薄っすらとした黒毛が入ることがありますが、この薄っすらした黒毛は成長で抜けてしまうことがほとんどです。抜けた後は人間で言う眉毛の部分とお口周りだけ黒いまま残ります(いわゆるブラックマスク)身体も同じく、背骨のラインに沿って薄っすらした黒毛が入ることがありますが、こちらも成長で抜けてフォーン一色の毛色になる場合がほとんどです。

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