3-6MONTHS

生後3ヵ月~6ヵ月

成長の変化が早い時期なので、体がどんどん大きくなってきます。その変化を見て飼い主はしつけを焦りやすくなりますが、体の成長は速くても中身はまだまだ赤ちゃんですから、上手くいかなくてもあたりまえだという心持が大切です。生後5ヵ月~6ヵ月くらいを目安に歯の生え変わりがはじまり、乳歯から永久歯に生え変わります。生え変わりで歯がかゆいのもあり、続いていた甘噛みに拍車がかかりますので、人間の手や足など強く噛んだ場合は「ダメ」をしっかり伝えてください。

 

生後3ヵ月~6ヵ月

3回目の混合ワクチン接種

3回目の混合ワクチンは2回目のワクチン接種日から1カ月後を目安にかかりつけの獣医さんで打ってください。前回と同じく、2回目のワクチン証明書を持っていき、獣医さんに提出します。ワクチンの種類は獣医さんの説明を聞いて何種にするか決めてください。3回目のワクチンが終わりましたら、次回からは1年に1回の接種になります。

 

生後3ヵ月~6ヵ月

フィラリア・フロントライン

3回目の混合ワクチンの際に、獣医さんでフィラリア(寄生虫駆除)とフロントライン(ノミ・ダニ駆除)のスケジュールについて確認をしてください。フィラリア・フロントラインは共に5月~11月までの7ヶ月間投与することにより、虫やノミ・ダニを予防します。5月~11月以外でも痒がっている症状などあり心配でしたらフロントラインをしても構いません。

 

生後3ヵ月~6ヵ月

子犬のごはんの切替え時期

ドッグフードをふやかすのは生後4カ月くらいまでが目安です。ふやかすのをやめる際は、1週間くらいかけて徐々にカリカリのフードの割合を増やしていってください。1日3回に分けて与えていた場合、このタイミングで1日に2回に変更しても大丈夫です。フードの種類は1歳くらいまでは子犬用フードを使い、1歳以降は成犬用フードに切り替えていきます。子犬用フードから成犬用フードに切り替える際も、同じように1週間くらいかけて徐々に割合を変えてください。

 

生後3ヵ月~6ヵ月

お散歩デビュー

3回目のワクチンが終わりましたら、そこから10日~14日後にはお散歩デビューしても大丈夫です。お散歩でデビューではほとんどの場合、子犬は固まって動こうとしませんが、最初から子犬を無理に引っ張ったり長距離を歩こうとしたりなどせず、短い時間でいいので少しずつ外に慣らしていきましょう。フレンチブルドッグはそれほど運動量を必要とする犬種ではないですが、室内生活のストレス解消や肥満防止のためにも、上手に散歩が出来るようになったら1日2回(各15分程度)くらいの散歩は心がけましょう。散歩で通りすがりの人に撫でてもらったり、他の犬と出会って挨拶したり遊んだりすることで、犬社会の付き合い方を忘れずにいられます。

1日2回(各15分程度)散歩に行ける環境でしたら、成犬になると散歩のときにトイレを済ませる子も多いので、そのリズムが出来ると部屋での排泄の回数が減り飼い主は非常に楽になります。ただ、屋外だけでしかしなくなってしまうと、雨や台風の日、真夏でも必ず散歩に行かなければならなくなってしまいますので、家の中でトイレをさせることも必要です。
また、お散歩デビューで、子犬のストレスが軽減され、甘噛みがなくなった、無駄吠えがなくなった、などの問題行動が改善する事例がとても多いです。

散歩のコースや時間は飼い主が主導するようにしてください。子犬の要求に応えていると、散歩を催促したり、子犬の行きたい方に引っ張るようになってくることがあります。フレンチブルドッグは暑さに弱い犬種ですから、暑い季節は早朝や日没後の涼しい時間帯に散歩するようにしましょう。7月~8月の真夏のピークの時期は散歩自体を控えたほうが無難です。

 

生後3ヵ月~6ヵ月

ブラッシングについて

ブラッシングは1日1回、散歩から帰ってきた際などに、スキンシップも兼ねて行ってみてください。ブラッシングには抜け毛やほこりを落とし体を清潔に保つほか、皮膚に適度な刺激をあたえて血行を良くする働きもあります。ブラシは固いものですと皮膚を傷つけ皮膚炎のきっかけになることもあるので、柔らかいラバーブラシを使いましょう。ラバーブラシでもゴシゴシ強くやってしまえば同じように皮膚を傷つけますので、抜け毛がとれる程度に優しく撫でながらマッサージするようにしてあげてください。

春から夏にかけてと、秋から冬にかけての年2回、被毛の生え変わりが活発な換毛期があります。特に春から夏にかけては冬の保温の役目をしていた、ふわふわした綿毛のようなアンダーコートがたくさん抜けます。湿気の多い季節でもありますので、毎日のブラッシングで抜け毛を落としてあげましょう。

また、ブラッシングの時に顔のシワの間をコットンや乾いた柔らかいタオルなどで優しく拭いてあげましょう。強く拭いたり、こすったりすると炎症の原因になりますので気をつけてください。蒸しタオルなど使う場合は、最後に水分が残らないようにコットンで水分をとりましょう。散歩のあとに足裏を拭く場合も、蒸しタオルなどを使った際や雨の日の散歩の後などには、足指の間などに水分が残らないようにして水気をとってあげましょう。

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