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フレンチブルドッグの子犬・若犬を迎えたら

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フレンチブルドッグの子犬・若犬を迎えたら
子犬が夜鳴きをしたら?

子犬は迎え入れた日から今までの環境が変わり、親兄弟と離れたわけですから、当然夜鳴きする子もいます。鳴く子は平均で1週間~2週間くらい夜鳴きが続きます。僕も経験がありますので、可愛い子犬がせつない声をあげていると可愛そうでかまってあげたくなりますが、そこでかまってしまうと、鳴けばかまってくれると勘違いして毎回鳴くようになってしまいますので注意してください。

あまり鳴くようでしたらゲージごとすべて覆えるような布をかぶしてあげるとゲージ内が暗くなり、子犬の視界から人間も見えなくなりますので落ち着いて寝てくれます。ただ夏時期の場合は暑さに十分注意してください。

子犬のごはんの量は?

子犬のごはんの量で気をつけたい点は、一般的にフードの袋の裏に記載された分量ではフレンチブルドッグの場合、足りないことが多々あります。これも個体差があり何ヶ月で何グラムとは決め付けられませんので、まずブリーダーさんから譲りうける際にフードの銘柄、お引き渡し時の子犬に与えていた分量、与え方(お湯でふやかすなど)をしっかり確認してください。与え方一つでもブリーダーさんによっては粉ミルクと混ぜていたり、ヨーグルトを混ぜていたりとそれぞれです。譲り受けてから1週間くらいはブリーダーさんと同じ分量と同じ方法で様子を見ながら与えてください。

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1日のトイレの回数はどれくらい?

1日2回(5~10分程度)外に散歩に行ける環境でしたら、成犬になると散歩のときにしかトイレをしなくなる子も多いので、部屋が汚れたりするのも1歳くらいまでということも多いです。

その2回のうちにおしっこもうんちもすませるリズムになると飼い主のほうは非常に楽になります。

ただ、台風や真夏、そして老後のことも考え、家の中のトイレは必ず作っておいてください。家の中でする場合は「トイレはここ」と覚えさせておくことが大事です。

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しつけはどれぐらいで完璧に?

子犬のしつけはすぐに完璧になると勘違いされる方が非常に多いです。特に迎え入れてからすぐにトイレのしつけが完璧になると期待しがちです。

もちろん生後まもなくからトイレが完璧な子もいますが、生後半年でも失敗する子もたくさんいます。それはお家の環境にもよりますし、接する時間、しつけ方法、個体差など理由はたくさんあります。

フレンチブルドッグ自体、頑固な性格ですが頭の良い犬ですから、根気よく愛情をもってあせらず長い目でしつける側も楽しみながらしつけることが大切です。

子犬の延びる時期について

子犬は生後60日以降くらいから、人間で言う所の小学生や中学生のようなもので、手足、顔、体、が伸びたり整ったりと繰り返し成長していきます。生後90日くらい~1歳くらいまではとくにバランスが崩れる時期ですが、それはフレンチブルドッグに限らず、他の犬種でも同じことなのでご安心ください。「犬質」がしっかりした子は1歳~1歳半くらいには人間が成人へと完成していくのと同じようにバランスが整ってコロコロした子に仕上がっています。

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ワクチン・狂犬病について

子犬は生後60日前後で1回目のワクチンを打ってからのお引き渡しになります。2回目のワクチンは1回目から1ヶ月後になります。ワクチンの種類と回数は土地によって違うこともあります(基本は2回です)ので獣医さんにお話を聞かれてお決めください。

2回目のワクチン後(土地によっては3回目後)10日~14日後くらいからお散歩で外に出られます。ワクチンは2回目(もしくは3回目)以降は1年に1回になります(動物病院からお知らせのハガキなど届くようになると思います)狂犬病予防注射についても2回目のワクチンの際に動物病院で確認してください。

動物病院で区や市に登録することになり、以降は区や市より狂犬病予防注射のお知らせがハガキで届きますので、その時期に年1回打つようになります。

フィラリア(寄生虫駆除)フロントライン(ノミ・ダニ駆除)

2回目のワクチンで病院に行く際に、フィラリア(飲み薬)とフロントライン(液体)について確認をしてください。フィラリア・フロントラインは共に5月~11月までの7ヶ月間投与することにより、虫やノミ・ダニを予防します。7ヶ月間以外でも痒がっている症状が多く心配でしたらフロントラインをしても構いません。

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男の子のマーキング対策

あとは皆さん1番気にされるのが、マーキングや生理(ヒート)のことです。マーキングはする子としない子がいますが、子犬を迎えた最初のしつけが1番大事かと思います。「トイレはここ」と覚えれば、家の中ではマーキングしない子も多いと思います。僕の家にもオスが2頭いますが、どちらも散歩のときにはマーキングを多少しますが、家の中では一切しません。母犬をみて育ったせいか、足すら上げずに腰を落としてメスと同じ体勢でおしっこをします。もし家の中で足をあげておしっこするようでも、最近はオス専用のL字型のトイレやコの字型に囲まれたトイレなども色々販売されています。

また、トイレも1日2回(5~10分程度)外に散歩に行ける環境でしたら、成犬になると散歩のときにしかしなくなる子も多いので部屋が汚れたりするのも1歳くらいまでということも多いです。その2回のうちにおしっこもうんちもすませるリズムになると飼い主のほうは非常に楽になります。ただ、台風や真夏、そして老後のことも考えると家の中のトイレは必ず作っておいてください。家の中でする場合は「トイレはここ」と覚えさせておくことが大事です。

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女の子の生理(ヒート)対策

生理(ヒート)は生後8ヶ月~1歳半くらいで1回目がくることが平均的です。その後は6ヶ月~8ヶ月おきくらいのペースで、期間は2週間~3週間くらい続きます。ただ、その時々によってヒートの長さも違いますし、血が出ている期間もまちまちです。この期間は部屋が汚れて大変なので、サニタリーパンツなどを履かせることをオススメします。ZAIHOOオリジナルで「フレンチ用サニタリーウエア」も販売しています。

形状としてはトップスとボトムスの上下が一体型になった子供用の「ロンパース」みたいな感じです。使い方としては市販の紙オムツを装着した上に、サニタリーウエアを着せてオシリをマジックテープで止めるだけです。使用中にオシッコやウンチで紙オムツを交換する際もオシリのマジックテープをとるだけで簡単に交換できます

>サニタリーウェア販売

去勢、避妊について

男の子の去勢手術、女の子の避妊手術については、獣医さんや経験された方のお話をしっかり聞いて検討されてください。獣医さんが勧めるから、周りがみんなやっているから、病気のリスクが減るからなど、人それぞれ判断や決断する理由も違うとは思いますが、メリット、デメリットをちゃんと理解したうえで、きちんと悩んで決めていただけたらと思います。

これに関してはブリーダーさんに相談しても、去勢、避妊はしなくていいとおっしゃる方がほとんどかと思います。ブリーダーさんは繁殖するわけですから当たり前に聞こえるかもしれませんが、繁殖しなくても、そもそもの自然の生体は崩すべきでないと考えられている方が多いと思います。

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病院選びはどうしたら?

ご近所の獣医さんが良い獣医さんとは限りませんので、はじめから1ヶ所に絞らずじっくり良い獣医さんを探してみてください。

ブヒ仲間に聞いてみたり、お散歩やドッグランなどで情報を集めるのも良いと思います。実際、フレンチブルドッグという犬種をあまり理解していなかったり、遠回りな検査を繰り返す獣医さんもいますので。

それから、もしもの為にも24時間対応してくれる獣医さんが、近場ではどこにあるのかを把握しておくのも大切です。もしもの場合に少しでも余裕を持つために準備できることはしておきましょう。

病院の待合室でのマナーは?

待合室などで他のワンちゃんとあまり触れ合わないほうが良いです。やはり何かしらの病気をもった子も集まっているわけなので。特に子犬の頃は待合室ではキャリーに入れたままで、診察室に入ってから出したほうが良いと思います。

僕の場合は病院に車でいくので車で待機させておいて、順番で呼ばれたら車に迎えに行って診察室にそのまま入れるようにしています。神経質になりすぎることはないですが、他のお客さんも自分の犬の持っている病気が他の子に移るものかどうか判断できない方のほうが多いと思いますので。

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夏のエアコンは何度くらいがいい?

フレンチブルドッグにとって1番の天敵は熱中症です。真夏のエアコンはかかせませんが、気をつけたいのはエアコンの温度の下げ過ぎです。

あまり下げ過ぎると、体質的にどんどん暑さに弱くなってしまい、少し暑い環境になっただけで舌を出してガアガアと呼吸が荒くなるようになってしまいます。

夏場は冷房か除湿の27℃~28℃くらいの設定で慣れてくれるのがベストかと思います。

もし熱中症になってしまったら?

状況にもよりますが、お家でしたらお風呂に連れて行きシャワーで水をかけとにかく冷やしてください。さらに保冷剤などをタオルで巻いて脇の下や内股、首周りなどを冷やしてあげることを繰り返します。熱中症での直接の死因になるのは窒息死が多いです。ブヒちゃんが自分の体の熱を下げる為に舌を出し苦しそうにガアガアやっているうちに舌が紫色になり巻いてきて、そのまま舌が喉に詰まり気道が塞がれ、窒息してしまうという流れです。

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なのでそんな時は口に手を突っ込み喉に詰まった舌をひっぱって伸ばし、気道を確保してあげることです。その時点で気を失っている可能性も高いので意識がもどるまで気道を確保します。

意識があれば舌を伸ばしてあげればブヒちゃん自身で戻そうとするかもしれませんが、パニックになっていることも多いので手は噛まれる可能性もあることは頭に入れておいたほうがいいと思います。

危険信号としては苦しそうにガアガアやっているうちに嘔吐を繰り返しはじめたら要注意です。嘔吐の際は呼吸が止まってしまうのでそのまま気絶して倒れてしまうかもしれません。

その場合もとにかく水をかけて体を冷やして気道を確保してください。ちなみに暑さだけでなく興奮しやすい性格の子や気の弱い性格の子は、状況によって気温とは関係なく呼吸が荒くなり同じ症状になることがありますが、その時も対処の仕方は同じでとにかく冷やすことです。

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遊びと散歩についての考察

フレンチブルドッグの子犬は遊ぶことが大好きですから「この人といると楽しい!」と子犬に慕われることが飼い主として信頼してもらえるコツでもあります。遊びながら物を引っ張ったり、追いかけたりという犬の本能を満たしてあげれば、ストレスも減り、いたずらも少なくなると思います。ただ気をつけたいのは遊びをはじめるのも終わりにするのも飼い主の主導にすることが大切です。

例えば、子犬がケージの中で「遊んで!遊んで!」と吠えた時に出して遊びはじめたりすると、吠えたことでケージから出してくれて遊んでくれたと認識してしまいますので、遊びをはじめるときは子犬が落ち着いているときにしましょう。遊びを終わりにするのも、子犬が飽きたり疲れたりする前に飼い主の主導で終わりにするようにしてください。それから、子犬を家に迎え入れた日から2~3日は、かまい過ぎたり遊び過ぎないようにしたほうが良いと思います。子犬は親兄弟のもとを離れて新しい環境になるわけですから、特に迎えた当日はゆっくり寝かせてあげるようにしましょう。

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遊び方の注意点としては、フレンチブルドッグは骨格構成上、脊椎と四肢関節が強いほうではありませんから、日常的にラフな遊びばかりしていると負担がかかります。アクシデントを回避するコツを挙げるとすれば、滑る床では極力遊ばせない、ボールを投げて回収させるような遊びをさせない(ボールをキャッチする際に急ブレーキをかけ関節への負担が大きい)、高い段差から飛び降りさせない(平坦な場所で遊ばせる)、成犬と仔犬など体重差があって遊んだりする場合は激しくからませない(立った状態で上に乗られると膝蓋骨にかなり負担がかかり、脱臼の恐れあり)、など、決して神経質になりすぎることはありませんが、気をつけることでトラブル回避につながりますので覚えておきましょう。

子犬は2回目のワクチン接種(土地によっては3回目のワクチン接種)が終わってから10日ほど経ちましたら、いよいよお散歩デビューです。フレンチブルドッグはそれほど運動量を必要とする犬種ではありませんが、ストレス解消や肥満防止も含めて、1日2回、10分くらいずつ散歩してあげると良いと思います。散歩では通りすがりの人に撫でてもらったり、他の犬と出会って挨拶したり遊んだりすることで、犬社会の付き合い方を忘れずにいられます。フレンチブルドッグは暑さに弱い犬種ですから、暑い季節は早朝や日没後の涼しい時間帯に散歩するようにしましょう。7月~8月の真夏のピークの時期は散歩自体を控えたほう無難です。

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日常のグルーミング方法

子犬の頃からグルーミングは積極的にするようにしましょう。といっても最初から色々やろうとすると驚いて嫌がるので、まずは子犬を迎え入れてからスキンシップをたくさんとっておくことが大切です。日頃からスキンシップをとり、子犬に触ってあげることで子犬は飼い主への安心感や信頼感を覚えます。スキンシップで子犬の体のどの部分を触っても嫌がらないようにしておくと、グルーミングがとても効率良くなります。犬は耳や口、お尻や足先などの敏感な部分はあまり触られたくない部分ですが、普段からマッサージをしたり、おやつを使ったりと、徐々に触ることに慣れさせていくようにしましょう。

スキンシップは子犬が遊び終わって落ち着いたときや、ごはんを食べた後、のんびりしているときが良いと思います。嫌がることをしつこくすると逆効果になるので気をつけてください。子犬にはグルーミングは楽しくて心地よいものだと思わせたいので、飼い主のほうも緊張せずにリラックスしてやりましょう。

爪切りや耳掃除もそうですが、基本的にトリミング台を使ったほうがスムーズです。爪切りを初めてやるときは緊張するかもしれませんので、2人がかりでおこなうと良いと思います。1人がオヤツを口の近くにもっていき、舐めさせたりして子犬がオヤツに集中している間に、もう1人が爪を切るといった感じです。爪切りをすると爪の血管を切ってしまい血がでることもありますので、前もって止血剤を用意しておいてください。血が出るのを恐がって爪を伸ばし過ぎてしまうと爪の血管もどんどん伸びてしまい、長い状態で切っても血が出てしまうようになります。

他にも、爪の伸びすぎは足と地面の接地面のバランスを崩すことにつながりますから、犬の体重移動のバランスも崩すことにつながります。足の指も横を向いてしまったりと変形してしまうこともあるので、子犬のうちからマメに短く保ってあげることがベストです。もし自分で出来ないようなら獣医さんやトリミングサンロンで一度短く切ってもらってから、自分で挑戦してみてください。

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耳掃除はコットンにイヤーローションをつけ、耳の中を拭いていく感じです。綿棒などを使って綺麗にしたいときは、獣医さんに行ったときなどに、綿棒の使い方のコツなどを教えてもらってください。わからないままやってしまうと逆に耳垢を奥に詰め込んでしまうことになるかもしれませんので注意してください。

歯磨きも色々なブラシなどが出ていると思いますが、最初のうちはガーゼを指に巻き、歯磨き剤をつけ、子犬の口に入れて磨いてあげればよいと思います。それに慣れてきたらブラシを使って磨くことに挑戦してみましょう。犬用の歯磨き剤はゆすがずにそのまま食べても大丈夫です。歯磨きは犬にとっても大切な習慣です。ほうっておくと歯周病になり、膿が出たり、歯が抜けたり内臓疾患を起こすこともあります。歯周病の原因となる歯石をつけないように子犬の頃からケアしてあげたいところです。長年かけてついてしまった歯石は獣医さんで除去してもらうようにしましょう。

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シャンプーは冬場は2~3週間に1回、夏場は1週間~10日に1回くらいのペースで洗ってあげると良いと思います。必要以上の洗いすぎは皮膚の炎症につながることもあるので気をつけましょう。犬用のシャンプーを使い、爪を立てないように指の腹でやさしくマッサージをするように洗ってあげてください。同時に肛門腺(肛門の左右の下に臭い分泌液がたまる部分)も絞ってあげるようにしましょう。初心者の方で上手に絞れないようでしたら、獣医さんなどで絞り方のコツを教えてもらってください。コツを覚えてしまえば簡単に絞れるようになります。シャンプーのポイントとしては、注意書きに書いてある放置時間を守ることです。

洗い始めや洗い流す際は、人肌程度のぬるま湯でおしりのほうから徐々に流してあげてください。シャンプー剤が皮膚に残ると、かぶれたり、フケ、かゆみの原因になることもあるので十分にすすいであげるようにしましょう。その後はタオルドライに時間をかけて念入りに拭いてあげることで、ドライヤーの時間も短縮できます。ドライヤーは熱風でのやけどに気をつけて、生乾きにならないよう全身の根元まで乾かすようにします。顔の正面からあてると目をやけどしてしまうので、温風が目にあたらないように頭の上から低温の弱風をあてるようにしてください。指の股も意識してちゃんと乾かすようにしましょう。

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長寿のためにできること

長寿を考えた時、犬も人間と同じで肥満があらゆる病気の元です。特にフレンチブルドッグは肥満からくる間接のトラブルやヘルニアなどを起こりやすい犬種ですから注意しましょう。子犬の頃はころころとした体でも、本格的な運動をする頃になれば自然と体も出来あがり、運動量と食事量のバランスがとれていれば太りすぎになることはありません。ご飯の適量は個体差やその子の運動量によっても違います。

ドッグフードのパッケージの説明に体重に対する適量が書いてありますが、これもあくまで目安としてください。毎日管理している飼い主が状態を見極めて年齢や状態に対する適量を決めるようにしましょう。

一般的にわかりやすい所では、子犬でも成犬でもご飯の適量の目安として、便の状態で判断できます。便がゆるければご飯の量が多く、固ければ少ないということです。見た目での肥満のチェックとしては、犬を上から見た時に胴にくびれがあること、胸部を触ると肋骨が確認できることです。胴にくびれがなく、肋骨を触っても確認できないようでしたら肥満になりはじめているので注意してください。

体重の計り方は飼い主が愛犬を抱いた状態で体重計にのり、その後に飼い主だけの体重を計り、引いた重さで確認すると良いと思います。

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それからよく人間が食べているものをついつい与えてしまう方がいらっしゃいます。オスワリをしながら可愛い顔で見つめられたら与えたくなってしまう気持ちは十分にわかりますが、長い目でみると愛犬の寿命を縮めることもありますので注意してください。そもそも人間と犬では摂取するものが違います。

犬には塩分も糖分もあまり必要ありません。塩分の多い加工食品や、甘いお菓子などは肥満の原因になりますし、チョコレートの成分のカカオに含まれているテオブロミンは神経を刺激して、発熱、嘔吐、下痢につながることがあります。

またネギ類(長ネギやタマネギなど)も大量に食べると中毒をおこし、血尿や下痢、嘔吐などの症状につながりますので与えないように気をつけてください。

とにかく、人間と犬では食べるものは別であるということを頭にいれて、犬にふさわしい食べ物を与えるようにしてください。僕自身は、ご飯はドッグフードがメインで、しつけの際は普段食べているものとは別のドッグフードで匂いが強いものを使ってみたり、愛犬の誕生日や記念日などは犬用に作られたケーキやお菓子でお祝いして与えるようにしています。
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7歳~8歳くらいの高齢になってくると、基礎代謝が下がり、消火機能も衰えてきますので、より肥満になりやすくなります。食事もそれまでの成犬用からシニアフードに切り替えるのもこの時期が目安になります。

フードの形状もなるべく小粒のものを選んだり、状況によっては子犬の頃やっていたようにフードをお湯でふやかして柔らくしてあげましょう。

ただ、ここでも個体差があり、7歳~8歳くらいでも歯や顎も丈夫で成犬時の若さを保っているようでしたら、フードもカリカリのままのほうが丈夫な歯を長く保てたりしますので、そのあたりも年齢ではなく飼い主の判断で良いと思います。また7歳~8歳くらいになってくると散歩に行きたがらなくなる子もいますが、それも肥満の元です。

体が元気でしたらそれまでと同じように散歩にいき、もし歩きが鈍くなってくるようなら、ペースをゆっくりに変えたり、距離を短くしたりと、愛犬の状態に合わせた散歩をするようにしましょう。散歩での老化のサインとして、散歩中に止まって歩かなくなることがあります。そんな時、今まででしたら抱き上げるとわがままな子になるので避けていましたが、高齢による体の負担を感じたなら抱いてあげて良いと思います。

抱きながら歩いて景色を見せてあげるだけでも気分転換になり、歩けないことへのストレス発散にもなります。

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