Q:迎えて半年になる家の子は未だに食糞が治りません。ブリーダーさんにいた頃は食糞はなかったそうなのですが、家に迎えてから1~2週間もするころには食べてしまうようになりました。うんちをしている瞬間を見ていればすぐに片づけるのでいいのですが、大抵は気付いたときには食べてしまったあとで、その形跡に気付いてがっかりしてしまう繰り返しになってしまっています。何か良い対策はないでしょうか?
A:食糞自体は子犬の体に害があるわけではありませんが気持ち的にいやですよね。。。食糞でよくあるパターンとしては、間違ったしつけが入っている場合です。人間がみている前でうんちをしようとしたときに、トイレと違う場所ではじめてしまい、思わず「ちがう!」とか「ダメ!」など、怒るつもりがなくても言ってしまうと、子犬は勘違いしてうんちをすること自体を悪いと思ってしまうことがあります。子犬がそのようにインプットしていまうと、うんちを隠すために食糞したり、人がいないタイミングになるまで、うんちを我慢して、いなくなった間にして食べてしまったりするようになります。なので、もしこのパターンの場合は見ている前でうんちをしてくれたら大げさに褒めて、おやつなどあげてみるといいと思います。まずは人前でうんちをしたことに褒められたを覚えてもらい、そのあとにトイレシートですることを覚えてもらうほうがいいです。
他にも、単純にごはんの量が足りていなくて、うんちからのフードの匂いで食べてしまうパターンもあります。よくあるのが、ブリーダーさんから子犬を受け取ったときに確認したフードの量をずっとそのまま与え続けてしまったなどです。子犬はどんどん成長していきますから、成長に合わせて適量のフードを増やしてあげてください。フードの量が足りないとうんちは固くなり、フードの量が多いとうんちは柔らかくなるので目安にしてください。
あとは環境の変化に慣れるまでのストレスで食べる子も多いです。ブリーダーさん宅から新しい環境になったわけですから、赤ちゃんにとっては大きなストレスです。ただこの場合の食糞でしたら、新しい環境に慣れてしまえば治ってしまうことが多いです。僕自身も実際になかなか食糞が治らなかった子を経験していますので、いやなお気持ちは重々わかります。それでも何かしらの原因があって、それは人間側の理由の場合も多々ありますので、思い当たることがあるようでしたらヒントにしていただければと思います。
ZAIHOO
はつん